医学祭によせて

医学祭によせて

朔 啓二郎

福岡大学医学部長

医学祭おめでとうございます。毎年の行事ですが、皆さんの情熱(パッション)を発揮する時ですね。医学部受験から抜け出して、自分たちが企画・運営していく、これが医学祭です。私も医学祭として独立していなかった「七隈祭」で様々な活動をしていたので良く理解できます。昭和47-48年頃、今から40年前のことですから、つくづく時が経ったなと感じます。

 今年の医学祭の、「現代の睡眠について考える: Quality of Sleep」は、とても医学生らしいテーマですね。世界の国々と比べて、日本人の睡眠時間が短いこと、平日、座位でいる時間(平均7時間)が長いことが、今、注目されてます。特に、経済協力開発機構(OECD)の調査では、対象となった18カ国の中で、日本人の平均睡眠時間は世界の最低水準です。さらに、睡眠の質に問題を感じている人が多いそうです。そして、平和でないと眠れないのですね。だから、仰向けで眠れるのは平和の証拠で、いびきをかいて眠れるのは大変幸せなのかもしれません。さて、90分の講義中に寝る、これも原因を追究すると科学的に証明できるはずですね。とにかく、医学祭、溌溂と頑張ってください。