内分泌・糖尿病内科

内分泌・糖尿病内科

内分泌・糖尿病内科のご紹介(科長:柳瀬 敏彦 教授)

 当科では内分泌疾患・糖尿病およびその合併症の診断と治療を行っています。これらの疾患は、全身に障害を引き起こすため、特異的な臓器ではなく患者さんの全身を診ることが重要です。また治療面でも、食事・運動などライフスタイルにまで踏み込んだ介入が必要となり、文字通り全人的なアプローチが必要となります。当科では、糖尿病・内分泌疾患の専門的知識に加え、内科医として何ができるかを常に念頭に置いた“内分泌・代謝疾患を通して全身を診る”を診療ポリシーとしています。

 当科での病棟診療体制についてご紹介します。初期研修医の先生方は、卒後3~4年目の病棟主治医の先生とペアで診療にあたります。また卒後4~5年目以降の医師が指導・サポート役として病棟に配置され、チームを作っています。これらのチームを統括する病棟医長、さらには柳瀬教授、野見山准教授を中心とした上級医が指導します。当科は平成21年に柳瀬教授の着任と同時に新設された教室で、年々所属医師は増えていますが開設当初、少人数で奮闘していた頃の雰囲気はそのままに、教授も含め上級医に気軽に質問できることが特徴です。医局全体の行事として、月曜朝の新患紹介・回診・カンファレンス、月曜午後の糖尿病チームカンファレンス、月曜夕方の抄読会・医局会、木曜午後の病棟総回診・カンファレンスがあります。頸動脈エコーと甲状腺エコー(穿刺吸引細胞診)がそれぞれ週2回あります。

 病棟は本館7階病棟を中心に16床が当科の定数となっています。内分泌疾患、糖尿病ともにバランスよく診療しています。先日の病棟入院患者さんの内訳は2型糖尿病8名(うち、糖尿病ケトーシス1名)、1型糖尿病3名、糖尿病足病変2名、ミトコンドリア糖尿病1名、膵性糖尿病疑い1名、妊娠糖尿病1名、下垂体腫瘍1名、下垂体機能低下症2名、バセドウ病(甲状腺クリーゼ後)2名、副腎皮質機能低下症疑い1名、低ナトリウム血症および原発性アルドステロン症疑い1名です。1チームあたり4名前後の患者さんを受け持ちます。また当科の特徴として、他科入院中の患者さんの血糖コントロールを中心としたコンサルテーションを受け入れており、1チームあたり5~10名程度の他科の患者さんの診療に参加します。糖尿病患者さんが増えていることもあり色々な病棟に患者さんがおられ、大変な側面はありますが専門外の患者さんの診断・治療を間接的に学ぶことが出来、結果として総合的な知識を深める場となっています。

大変嬉しいことに、初期研修中に当科をローテートして私たちの診療分野に興味を持ってくれた多くの先生方が、3年目以降に当科へ入局してくれています。当科では内分泌専門医、糖尿病専門医の育成を重要な責務と考えており、これらの資格取得のため多くの経験を積んでもらえるよう学外の施設とも連携して若い先生方の教育を行っています。さらに、8名の大学院生と3名の専任研究員を中心に基礎研究、臨床研究も推進しており、日々の診療において重要な、あるいは将来に向け夢のある知見が得られており、論文や国際学会での発表等につながっています。臨床の面でも、またアカデミックな面でも皆さんの好奇心に応えられるよう努力していきたいと考えています。興味を持たれた方は、お気軽に声をおかけ下さい。医局員一同お待ちしています。

 田邉 真紀人(医局長)

内分泌糖尿病内科 ホームページ:http://www.med.fukuoka-u.ac.jp/interna5/