整形外科

整形外科

整形外科 福岡大学整形外科は1972年4月に開講し、今年で開講45年目を迎える医局です。 
 1.スタッフ 
  教授 山本 卓明 
  准教授 伊﨑 輝昌 
  講師 佐伯 和彦、吉村 一朗、西尾 淳(4条7号)、金澤 和貴(4条7号)、 
     木山 貴彦(4条7号)、前山 彰(4条7号)
  助教 信藤 真理、木下 浩一、田中 祥継、田中 潤、萩尾友宣、三宅智、坂本 哲也(救命) 
  助手 10名 
    (1名救命センター、1名筑紫病院、1名福西会病院、1名福岡リハビリテーション病院) 
  大学院生 10名 
  研究員 0名 
  院外研修 58名 
  留学 0名 
  秘書 4名 
  同門会会員 312名 
  関連病院 29施設 
 
2.診療体制 現在の整形外科教室は、脊椎を含む運動器の全ての障害を迅速に回復させ、早期の社会復帰を念頭に、正確な診断とともに患者のインフォームドコンセント/チョイスを重視した診療を行っています。平成28年度の外来患者総数は人で新患患者数人です。一週間のスケジュールでは毎日の外来診療と、月・火・水・木・金曜日に手術を行っています。外来では一般外来以外に各分野の専門外来を設け、患者の症状に応じた診療を行っています。総入院患者数は人であり、日々多忙を極めていますが、医師・看護師・関係スタッフの綿密な連絡・協力で手術件数は年々増加しており2012年度は1,416例、2013年度は1,452例、2014年度は1459例、2015年度は1442例と2016年度は例1400例前後を維持しております。  
  
 当科での各部門の紹介をします。  
 股関節外科は、山本卓明教授と木下浩一助教が担当しています。大腿骨頭壊死をはじめとしたすべての股関節疾患を治療しております。40歳未満の変形性股関節症には原則として骨切り術による関節温存手術を行っています。特に、変形性股関節症の原因となる股関節臼蓋形成不全に対しては、独自の寛骨臼回転骨切り術を行い、優れた成績を得ています。臼蓋形成不全は若い女性に多いが、この手術は他施設より術創が小さいため、患者さん達には大変喜ばれています。高齢者の末期変形性股関節症には全人工股関節置換術を施行しています。術後の脱臼防止のため様々な工夫を考案し、手術侵入法にも工夫を加え、独自の測定器具により正確に人工関節を設置しています。術後早期より歩行が可能となり、入院期間は1ヶ月未満となっています。  
 膝関節外科は佐伯和彦講師、木山貴彦講師、前山 彰講師が担当しています。70歳未満の変形性膝関節症に対しては高位脛骨骨切り術に改良を重ね、早期の社会復帰やスポーツ復帰を可能としています。 高齢者に対する人工関節置換術では良好な長期成績を獲得し、患者さんの高い評価を受けています。また、スポーツ愛好家に対して行う関節鏡による靭帯や半月板の再建術は西日本でもトップクラスの症例を行い、早期のスポーツ復帰を可能としています。近年では軟骨培養移植の手術の症例も増えてきてお入り積極的に再生医療への取り組みを行っております。  
 脊椎外科は、信藤真理助教、田中潤助教が担当しています。頚椎から腰椎までの変性疾患、腫瘍性疾患、炎症性疾患、外傷などあらゆる疾患に対応しています。疾患としては頚髄症、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症が多く、脊椎腫瘍などの特殊で難治性の疾患も増えてきています。手術法は従来の手術方法から、脊椎インストルメンテーション、鏡視下低侵襲手術など最新の高度な技術を駆使して行っています。難度の極めて高い手術も多く、必要に応じて術中に脊髄の誘発電位をモニターしています。
  肩関節外科は伊﨑輝昌准教授、三宅智助教が担当しています。特に、習慣性肩関節脱臼や腱板断裂の治療には最新の関節鏡視下手術を行い、スポーツ復帰や重労働などの仕事復帰も可能とし良好な術後成績を獲得しています。  
 手の外科は田中祥継助教が担当しています。関節鏡視下手術による日帰りや1泊2日などの短期入院治療を行い、患者さんより高い満足度を得ています。また、腱縫合・骨切り術などで専門性の高い治療も行っています。  
 足の外科は吉村一朗講師、金澤和貴助教、萩尾友宣助教が担当し、スポーツ障害から外反母趾などの変性疾患まで幅広い治療を行っており、最近では侵襲の少ない関節鏡手術を行い、年々症例数も増加しています。良好な術後成績と患者さんからの高い評価を得ています。  
 小児整形外科は特殊性が高い分野ですが、金澤和貴助教が担当し、小児の外傷・先天性疾患の治療を行っており、患者家族からの信頼を得ています。関節リウマチは前山 彰講師、萩尾友宣助教が担当し、最新の薬物治療から外科治療まで行っており、多くの患者を診療しております。
  研究面も盛んであり、内藤教授の指導の下に講師、助教、大学院生、助手を中心に、国内外での学会・論文発表が盛んに行っています。国内外での学会発表が平成27年度は国内156回、国外21回、原著論文和文23編、原著英文20編、著書は8編でした。社会的な活動としては、スポーツ障害の予防・治療にも力をいれており、市民、学生に対して講義や講演を行う一方で、プロやクラブ選手の怪我予防のためのメディカルチェックや治療を行い、各種目のスポーツ大会にもドクターを派遣しています。今後も当教室は、医局員一同、患者さんに必要とされる教室を目標に邁進してまいりたいと存じますので、よろしくお願い致します。