心臓・血管外科

心臓・血管外科

 

心臓・血管外科

福岡大学心臓血管外科は、年間手術件数は約350例であり、心臓、大血管、末梢血管など全身をカバーしています。現在当院で行っている主な心臓血管外科手術領域は、

 

1)虚血性心疾患に対しては、冠動脈バイパス術の95%以上をオフポンプ手術(心臓拍動下のバイパス手術。田代教授は日本で初めてオフポンプ手術を行った世界的権威者!)で行っています。また心不全が高度な重症虚血性心筋症に対して左室形成手術(いわゆるバチスタ手術)も行っています。

2)弁膜症では弁置換術だけでなく、特に僧帽弁に対する形成術(自己弁による弁修術)を約10cmの皮膚切開で行うMICS( 低侵襲心臓手術)も九州ではトップクラスの数を行っています。その他不整脈の手術であるメイズ手術(心房細動を治す手術)などを行っています。

3)大血管手術は大動脈瘤に対するステントグラフト手術、人工血管置換術が行われ、大動脈治療数は九州でもNo1と思われます。また急患手術の大動脈解離には24時間体制で治療にあたっています。最も難易度が高い、胸腹部大動脈瘤手術の治療数は日本でも有数であり、他大学や九州以外からも患者さんが紹介されています。世界の最先端手術をいち早く取り入れて診療にあたっています。

4)末梢血管では、手術だけでなく、カテーテルによる血管内治療も多く行っています。頚動脈内膜摘除術や下肢静脈瘤手術など全身の血管をターゲットとしています。

5)その他、呼吸器外科との合同チームで、肺移植(人工心肺使用)なども行なっています。

 

 心臓血管外科では、術前の一般入院管理から手術、ICU管理、術後ケアまで一元的に学ぶことができ、全身を診る事ができる臨床医として、いち早く自立する事が可能です。また、入局早期より、積極的に術者として手術を行わせています。


 資格は、外科専門医、心臓血管外科専門医、循環器専門医、脈管専門医、ステントグラフト実施医などが取得できます。大学の特徴として博士(医学)の取得が可能で、留学も国内外のトップ施設に常に2人程度留学をさせています(アメリカ、フランスなど)。先天性心疾患に関しても後天性心疾患と併せて、榊原記念病院などの日本のトップ施設で研修が可能です。  

 ハードな仕事ですのでメリハリをつけることも重要で、夏休みなどのまとまった休暇をとれるように、医局全体で協力しあって仕事をしています。  

 心臓血管外科は一人前になるには多少の時間はかかります。しかし術者となり患者さんを救命できた時に得られるものは非常に大きく、生涯の仕事として非常にやりがいがある専門分野です。簡単に手に入るものではないからこそ、そこには魅力がたくさんあります。 心臓血管外科学会も学生をサポートしており、毎年夏には全国の学生や研修医を集めてサマーセミナーを行っています。動物を用いて模擬手術をしたりと座学だけでは伝わらない心臓血管外科の魅力を感じられます。同じ興味を持った同世代と話をするのもいいものです。費用はもちろんいりません。 

 

  興味を持った学生さん!いつでも連絡ください。 

 

 連絡先:医局長 峰松紀年 

  E-mail: sinzo@minf.med.fukuoka-u.ac.jp