薬理学

薬理学

薬理学

スタッフ

  岩本 隆宏(教授)、田頭 秀章(講師)、柴田 志保(助教)、鈴木 沙理(助教)、中嶋 尚子(嘱託職員)

教育

医学科2年生と3年生の薬理学I・IIの講義・実習・演習を担当しています。薬理学は、解剖学、生理学、生化学、分子生物学などの幅広い知識を身に付けた上で、薬物療法の基礎を学ぶ総合的な学問です。近年、新しい薬理作用を有する薬物が日進月歩で開発され、薬物療法に関する情報は増加の一途を辿っています。病気で苦しむ患者さんに適切な薬物療法を施すには、最新の薬物情報を熟知しておく必要があります。学生諸君には、将来、安心で信頼できる薬物療法を実施できるように、薬理学をしっかりと勉強してもらいたいと思います。

  当講座では、学生の皆さんに興味を持って薬理学を学んでもらえるように、通常の講義の他に、課題演習や実習に力を注いでいます。特に、P-Drug演習では、アクティブ・ラーニング型の小グループ課題演習を通して、臨床現場での薬物治療プロセスを早期に体験学習してもらうことを行っており、毎年学生から好評をいただいております。今後もスタッフでアイデアを出し合い、さらに学習意欲を掻き立てる教育方法を提案していきたいと考えています。 

研究 

 イオン輸送体(イオントランスポーター)を標的とした研究を行っています。“特異的阻害薬を用いた薬理学的アプローチ”と“遺伝子改変マウスを用いた分子生物学的アプローチ”を融合した多角的手法により、分子レベルから個体レベルまで総合的に、イオン輸送体の構造と機能および病態機序の解明を目指しています。これまでに、食塩感受性高血圧、心不全、虚血性臓器障害におけるNa+/Ca2+交換輸送体の病態生理学的意義を明らかにし、その特異的阻害薬が有望な治療薬となることを示してきました。最近では、Na+/Ca2+交換輸送体に加えて、Mg2+輸送体にも焦点を当てた研究を進めており、近い将来、これら輸送体を標的とした新規治療薬を開発することにより、医療貢献したいと考えています。

  当講座では、医学生を対象にした研究ゼミを随時開催し、授業枠を超えた学生とのコミュニケーションの場を提供しています。この研究ゼミでは、研究者の“好奇心”や“感動”を少しでも学生に伝えることができればと思っています。興味のある方は気軽に研究室(研究棟本館541室)に立ち寄ってください。